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肥満外来での「ウゴービ」による自由診療開始のお知らせ

原尾島クリニックではこのたび、肥満症外来での肥満症治療薬「ウゴービ皮下注」を用いた自由診療(自費診療)を開始致しました。

現在予約枠はありませんが平日午後15時~18時か土曜日午前中の肥満症外来でご相談いただければ幸いです。

ウゴービは日本で肥満症に対して保険適応がある唯一のGLP-1製剤です。

ウゴービの有効成分「セマグルチド」は、脳の満腹中枢に作用して自然に食欲を抑え、満腹感を持続させることで、無理のない食事制限と体重管理をサポートします。

ウゴービの効果

国際的な臨床試験「STEP1試験」では、ウゴービ(2.4㎎)を使用した方は、使用していない方と比べて、14.9%の体重減少が見られました。

実際に、20週間で平均10.4㎏の減量という結果が報告されています。

出典元:novonordisk社の資料より

これまで「ウゴービ」は、厚生労働省の定める最適使用推進ガイドラインに基づき、一部の限られた医療機関でのみ使用が認められていましたが、制度の見直しによりすべての医療機関での処方可能となり、当院でも対応が可能となりました。

しかし、保険診療でウゴービを使用する場合、処方できる医療機関は限られていて(大学病院や基幹病院の専門外来など)、処方までに6カ月以上の通院と生活習慣指導、栄養指導の受講が求められるといった背景があります。

すぐにでも体重を改善したいと考える方々にとって、保険診療での治療は現実的に難しいのが現状です。

そこで当院では、適応を満たす方に限り、自費診療(自由診療)でウゴービを処方する方針と致しました。

対象となる方(ウゴービの適応)

当院では原則として以下の条件に該当する方を、ウゴービによる治療の対象としています。

・BMIが30以上の方(高度肥満)

・BMIが27以上で、高血圧、脂質異常症、肝機能障害などの健康障害を合併している方

初回診察時は採血やCTなどを受けていただき、投与適応について判断します。

次回採血結果を説明し、投与適応があれば、注射方法の指導を行い、治療が開始となります。

通常成人には0.25㎎から投与を開始し、週1回皮下注射します。

その後は 4 週間の間隔で、週 1 回 0.5mg , 1.0mg , 1.7mg 及び2.4mgの順に増量し、以降は2.4mgを週 1 回皮下注射します。

出典元:novonordisk社の資料より

基本的に毎月の診察が必要で、減量効果を確認しながら適宜mg数を調整します。

※糖尿病があれば、糖尿病治療薬を使用して保険適応での治療を行います。

※美容目的での処方は行っておりません。

※BMIが 27 以下であっても肥満が原因で健康リスクを抱える方の場合には、医師の判断の上 でウゴービを処方することもあります。

ウゴービの主な副作用には、低血糖、消化器症状、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸などがあります。

毎月の診察時に確認しながら注意して使用します。

ウゴービ自費診療(自由診療)の費用(料金案内)

ウゴービは週 1 回の自己注射で、1ヶ月ずつの購入となります。

当院では、以下の自費価格(税込)でご提供しています。

用量価格(税込)
ウゴービ 0.25㎎16,000円
ウゴービ 0.5㎎28,000円
ウゴービ 1.0㎎40,000円
ウゴービ 1.7㎎48,000円
ウゴービ 2.4㎎60,000円
※当院で処方するウゴービは国内卸から仕入れた正規品です。

なお当院は、ウゴービのみを適応に沿って処方しており、マンジャロ(チルゼパチド)・リベルサス(サマグルチド経口薬)・SGLT2阻害薬・メトグルコ(メトホルミン)など糖尿病治療薬の肥満目的での使用は行っていません。

これらの薬は、いずれも肥満症に対する適応がなく、本来は糖尿病治療を目的とした医薬品です。

適応外での使用には以下のようなリスクがあります。

・副作用時に「医薬品副作用被害救済制度」の対象外とおなる可能性がある

・長期使用による予期せぬ健康被害の懸念

・医学的根拠が不十分のまま使用されるケースがある

当院では、これらの理由から適応があるウゴービのみを使用し、他の糖尿病治療薬を肥満治療目的で処方することは一切行っておりません。

これは医療機関としての責任と、患者さまの安全性を最優先に考えているためです。

何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

HPに詳細を記載しておりますので、ご確認ください。