内視鏡検査
内視鏡検査について
診療時間
※胃内視鏡は朝食を食べずに来院された場合お受けいただけますが、大腸内視鏡は来院していただき、事前の説明及び予約をして検査日の確定をしていただいています。
【休診日】日曜、祝日
当院の内視鏡検査の特徴
1経験豊富な消化器内視鏡の専門医が担当します
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医とは、日本消化器内視鏡学会が定めた研修と試験に合格すると認定される資格です。
当院の内視鏡検査は、これまで多くの大腸・胃カメラ検査、治療に携わってきた日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が担当する事で、質が高く、より苦痛の少ない検査を行っています。
豊富な経験をもつスペシャリストが一貫して診療いたしますので、安心してご相談下さい。
2鎮静剤を使用した
検査が可能です
より苦痛の少ない検査のために、患者様のご希望に合わせて検査時に鎮静剤を使用する事も可能です。検査時に鎮静剤を使用する事で、患者様は浅い眠りについたような状態でリラックスして検査を受けていただく事が出来ます。検査後は覚醒するまでの約1時間ほどベッドで休んでいただきます。
鎮静剤を使用した検査の当日は、車やバイク、自転車の運転はお控えいただく必要がありますので、ご帰宅の際は同伴者が必要になります。
3経鼻内視鏡
当院では、オリンパス社製の経鼻内視鏡を導入しています。先端の外径が5.4mmと細くなっており、また柔らかくなっていることから、挿入時の痛みを軽減することができ、明るくてノイズの少ないハイビジョン画質で患部を観察することが出来ます。
内視鏡検査は辛い・苦しいというイメージをお持ちの方にお勧めの苦痛が軽減された内視鏡検査機器です。
4炭酸ガス送気装置
大腸カメラ検査は肛門からカメラを挿入していきますが、その際に炭酸ガスを送気して検査部位を膨らませながら観察します。
炭酸ガスは体内への吸収が早く、空気を送気する事に比べて腹部の膨張感などの苦痛が軽減され、より楽に検査を受けていただく事が出来ます。
5大腸カメラ検査を受けられる方専用の個室(冷暖房あり)
大腸検査を受けていただく前には、約2~3時間かけて腸洗浄剤を飲んでいただき、腸を綺麗にしていただきます。
この洗浄中は繰り返しトイレに入っていただく事になりますが、大腸検査の患者様用にトイレが付いた個室をご用意していますので、周りの目を気にせずに快適にトイレをご利用いただく事が出来ます。
6予定入院での検査も可能です
鎮静剤の使用をご希望いただいても付き添いの方がおられない場合は、検査後の一泊入院をしていただく事も可能ですので、気兼ねなくご相談下さい。
7土曜日の検査も可能です
検査をご希望の方でも、平日に時間を作ることが難しいという方は多くいらっしゃいます。
当院では、そのような方でも検査を受けていただけるよう、土曜日も大腸カメラ検査を実施しております。
8日帰り手術・検査も
対応可能です
当院では、入院を伴わない日帰りでの手術も行っています。お仕事や学業のため、入院が出来ない場合でも、手術内容によっては日帰りでの手術を受けていただけます。
胃カメラ検査
胃・食道・十二指腸の病気の早期発見に有効な検査方法の一つです。
口、または鼻から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察する検査です。
近年の内視鏡技術は格段に進歩しており、より苦痛が少なく、精密な検査が可能になっています。
胃がんの原因となるピロリ菌の感染診断・除菌治療も当院で行っています。
こんな症状は
ありませんか?
- 胸やけがする
- 腹痛
- お腹が張っている
- 吐き気・嘔吐
- げっぷがよく出る
- 食欲がない
胃カメラ検査でわかる
病気
-
胃がん
胃に発生するがんで、胃の壁の粘膜の細胞が何らかの要因でがん細胞化し、無秩序に増殖を繰り返す病気です。
初期の状態では自覚症状に乏しく、進行に伴い痛み、不快感や違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などの自覚症状が認められ、症状によっては出血を伴うため黒い便が出たり、吐血することもあります。 -
逆流性食道炎
胃の内容物が胃酸と共に食道に逆流し、食道に炎症を起こしてしまう病気です。
食道と胃の間には「下部食道括約筋」があり、通常はこれが閉まっていることで胃から食道に逆流が起こらないようになっています。何らかの要因で、この筋肉のしまりが緩むことがあり、そのような状態になると胃の内容物や胃酸が食道に逆流してしまい、食道に炎症を生じさせてしまいます。 -
十二指腸潰瘍
胃と小腸の間にある器官である十二指腸が胃酸で傷つき、びらんや潰瘍が生じる病気です。
自覚症状として、みぞおち辺りの上腹部の疼痛や出血があり、潰瘍が深い場合には十二指腸に穴があく穿孔などの症状が認められ、治療せず放置しておくと腹膜炎を起こしてしまう場合もあります。 -
胃潰瘍
胃の粘膜が炎症を起こしてしまい、一部が欠損した状態になる病気です。
胃酸の量が増えたり、粘液が不足するなど、胃への胃酸の影響が強くなる状態になってしまうと発症しやすくなります。
主に強い腹痛が自覚症状として感じられます。 -
胃ポリープ
胃の粘膜にできた腫瘤の事です。
良性ポリープと悪性ポリープに分かれ、悪性ポリープが、がんのことになります。
あまり自覚症状がないことから健康診断時の胃カメラなどで見つかるケースが大半です。 -
食道がん
食道の粘膜から発生するがんで、自覚症状に乏しく、進行してからでないと気づかない事も多くあります。
食道がんが進行すると、食事の際に物を飲み込んだりすると痛みを感じたり、飲み込みづらく感じたりすることがあります。
胃カメラ検査の流れ
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Step01予約
お電話または受付窓口で予約を行います。
注意事項についてご説明致します。 -
Step02検査前日
夕食はなるべく消化に良いものを21時までにお摂りください。
水分(水またはお茶)摂取は可能です。 -
Step03検査当日
朝食は摂らず、絶食でご来院ください。
通常内服している薬がある場合はご相談下さい。 -
Step04検査
内視鏡室へご案内します。
鎮静剤を使用する場合は、心電図・血圧・酸素飽和濃度モニターを装着します。
検査台に横になり、喉に麻酔のスプレーをし、検査開始となります。
検査の所要時間は約5~10分程度です。ただし、詳しい検査が必要な場合には組織の採取を行いますので、追加で時間がかかります。 -
Step05検査終了
鎮静剤を使用した場合は、約1時間ベッドで休んでいただきます。
その間、呼吸や心電図のモニタリングをして経過観察します。
鎮静剤を使用せず検査した場合は、検査後すぐに医師から結果説明があります。 -
Step06検査結果の説明
画像をみながら検査結果の説明を行います。
鎮静剤を使用した場合は、覚醒後に付き添いの方と一緒に説明を聞いていただきます。 -
Step07ご帰宅
検査終了後、約1時間は飲食を控えてください。飲食開始時は、少量の水をゆっくり飲み、むせたりしないか確認してください。
生検(組織を採取する検査)をした場合、病理結果が出るまで約2週間程度かかりますので、結果を聞きに再度ご来院ください。
胃カメラ検査料金表
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
胃カメラ検査(観察のみ) | 1,140円~ | 3,420円~ |
胃内視鏡+病理検査 | 2,440円~ | 7,320円~ |
内視鏡的異物除去術 | 3,250円 | 9,750円 |
大腸カメラ検査
大腸カメラ検査とは、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸(一部小腸)を調べる検査のことです。
当院では、経験が豊富な内視鏡専門医が検査を担当します。
特殊光撮影、拡大内視鏡を使用することで、微小な病変の拾い上げ、質的診断も可能です。
また、患者様の苦痛軽減を目的に、鎮静剤(希望者のみ)・鎮痛剤・炭酸ガス送気を併用し、苦痛を軽減した検査を行います。
現在、日本では、がんの罹患数の最多は大腸がんです。特に近年増加し続けています。大腸がんは早期発見することができれば、治癒が期待できる疾患であり、早期がんで見つけることができれば、身体の負担が少ない治療が可能です。
こんな症状は
ありませんか?
- 便が黒(赤黒)っぽい
- 便に血が混じる
- 便秘や下痢を繰り返す
- 腹痛や腹部膨満感を感じる
- 急激な体重減少
- 便潜血が陽性だった
大腸カメラ検査でわかる
病気
-
大腸がん
大腸がんは大腸に発生するがんで、良性ポリープががん化して発生するものと、直接粘膜から発生するものがあります。
早期段階では自覚症状にとても乏しく、進行していくにつれ血便や下血のような症状が出てきます。早期発見のために、定期的な大腸カメラでの検診がとても大切です。 -
虚血性大腸炎
虚血性大腸炎とは何らかの原因で血流障害が起きて、大腸に炎症が発生し、血便や腹痛が現れる病気です。
虚血性大腸炎には一時的な「一過性型」や、腸管が狭くなってしまう「狭窄型」、血が届かなくなることで壊死してしまう「壊疽型」の3パターンに分けられます。
一般的には高齢者の方や、高血圧や糖尿病、心不全などの持病を持つ方に発症しやすいとされています。 -
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは、小腸や大腸などの粘膜に慢性的な炎症を引き起こす疾患です。
潰瘍性大腸炎は主に若い人に好発する病気とされていますが、現在ではまだはっきりとした発症原因はよくわかっていません。そのため、寛解と再発を繰り返し、継続的に治療が必要になるケースも見られます。
大腸カメラ検査の流れ
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Step01ご予約
お電話または受付窓口で予約を行います。
ただし、検査3~4日前までに一度ご来院いただく必要があります。
大腸カメラ検査までの注意事項、前処置薬や検査食についての説明を行います。
お薬手帳をご持参ください。 -
Step02検査前々日~検査前日
患者様に合わせたパスシートに沿って、検査前々日または検査前日から下剤の内服をしていただきます。
検査前日は事前にお渡しする検査食をお召し上がりください。
水分はしっかり摂るようにしてください。 -
Step03検査当日
8時30分ごろ、絶食でご来院ください。
当日も水分(水またはお茶)は摂っていただいてかまいません。 -
Step04検査前処置
来院されましたら、バイタル測定後、大腸検査の方専用の個室で腸洗浄剤を約2時間かけて飲んでいただきます。脱水防止のため、お茶またはお水を飲んでいただくため、約1.5L分ご持参ください。ご希望の方はミネラルウォーターをお出しします。
便が透明な水になれば検査可能となります。
腸洗浄が不十分な場合は、浣腸や下剤の変更をします。 -
Step05検査準備
腸洗浄が完了しましたら、検査着に着替えていただきます。金属類は外していただきます。
鎮静剤を使用する方は、着替え後に点滴をします。 -
Step06検査
内視鏡室へご案内します。
鎮静剤を使用する方は、心電図·血圧·酸素飽和濃度モニターを装着します。
検査台に左を下にして横になった状態で検査開始となり、検査中は必要に応じて体位を変えて行います。 -
Step07検査後
鎮静剤を使用した場合は、約1時間ベッドで休んでいただきます。
その間、呼吸や心電図のモニタリングをして経過観察します。
鎮静剤を使用せず検査をした場合は、検査後すぐに医師から結果説明があります。 -
Step08検査結果の説明
医師より内視鏡写真や画像を見ながら検査結果の説明を行います。
鎮静剤を使用した場合は、覚醒後に付き添いの方と一緒に説明を聞いていただきます。
ポリープ切除を行った場合には、日常生活の注意事項の説明を行います。 -
Step09ご帰宅
鎮静剤を使用した場合は、付き添いの方と一緒にお帰り下さい。
ご本人さまは車、バイク、自転車の運転はお控えください。
生検(組織を採取する検査)やポリープ切除を行った場合、病理結果が出るまで約2週間程度かかりますので、結果を聞きに再度ご来院ください。
大腸ポリープ切除について
大腸ポリープとは?
大腸ポリープとは、大腸(内壁)にできるいぼのような隆起物が確認できる病気です。
非腫瘍性と腫瘍性に大別され、その病変のサイズも1mmから数cmという大きなものまで見られます。
非腫瘍性
がん化の可能性の低い病変で、炎症性ポリープや過形成ポリープなどがあります。
腫瘍性
がん化する可能性のある病変で、腺腫とも呼ばれます。
大腸ポリープのサイズとがん化リスク
大腸ポリープは、腸管内の粘膜から突出した隆起性病変です。大きさやタイプによってがん化のリスクが異なります。現在の医療ガイドラインでは、6mm以上のポリープに対して内視鏡的切除を推奨しています。これは、6mmを超えるポリープではがん化のリスクが顕著に上昇するためです。ただし、6mm未満のポリープであっても、形状によってはがん化の可能性が高いと判断される場合があります。
また、非腫瘍性ポリープであっても、サイズが大きくなるとがん化のリスクが増加するため、定期的な経過観察が欠かせません。状況によっては切除を検討する必要があります。
大腸ポリープ切除の方法
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ポリペクトミー
ポリペクトミーは、内視鏡下でワイヤーループ(スネア)を用いてポリープを切除する方法です。スネアに高周波電流を通電することで、ポリープを焼灼しながら切除します。ポリペクトミーは、比較的小さなポリープに対して行われる標準的な切除方法です。
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内視鏡的粘膜切除術(EMR)
EMRは、大きなポリープや、がん化の可能性が高いポリープに対して用いられる切除方法です。ポリープの下に生理食塩水などの液体を注入して粘膜を隆起させ、周囲の正常粘膜も含めて切除します。
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コールドポリペクトミー
コールドポリペクトミーは、高周波電流を使用せずにスネアのみでポリープを切除する方法です。熱による組織損傷のリスクが低く、より安全な切除が可能です。ただし、切除時に出血をきたすことがありますが、多くの場合は自然に止血が得られます。10mm未満の小さなポリープに対して適用されます。
大腸カメラ検査料金表
1割負担 | 3割負担 | |
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大腸カメラ検査(観察のみ) | 1,810円~ | 5,430円~ |
大腸カメラ検査+病理検査 | 3,100円~ | 9,330円~ |
大腸カメラ検査+ポリープ切除術 | 7,800円~ | 23,400円~ |